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2020年03月23日

何かをやめる理由

3月から4月にかけて、習い事を生業としている私たちのような人にとっても、出会いと別れの季節といっても過言ではありません。


進学、就職、新天地へ、理由は様々です。


そんな中、何度か稽古を続けようか迷っている。というご相談もいただいた事があります。

その時、私は必ず、何故迷っているのかを聞くようにしています。


例えばの話ですが、

「勉強と稽古の両立が出来なそうだから」

という理由なら、

「稽古を続けた方がいい。」

とお伝えします。


何故だと思いますか?



理由は明快です。

「両立が出来なそうだから」は非常に消極的な理由だからです。そのように引っ込んだ氣持ちではじめては、続かない事は明白だからです。それならば、稽古に通い、定期的に氣を出すことを確認すべきだと思うのです。


「どうしても進学したい学校があり、集中したい」というのなら、「頑張れ」と背中を押します。こういう積極的な理由ならば、既に氣が出ています。目標も定まっている以上、多少の困難は乗り越えられるはずです。


この2つは同じことを言っているのです。
ただ、ものごとへ向かう姿勢が違います。


私自身、高校の時の文系、理系の選択の際、数学が苦手という理由で文系を選択しました。しかし、実はどの教科よりも化学と生物が好きだったのです。

苦手意識先行で選択したことを、大人になって大変悔しく思いました。


もし、今、様々な選択に迷っている方がいるなら、その理由が積極的なものか、消極的なものか、一度、俯瞰的に考えてみると良いと思います。

何かをやめる理由






Posted by 合気道 凛心館道場(心身統一合氣道会)  at 10:55 │Comments(0)

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