CATEGORY:合氣道教室 つぶやき
2021年02月03日
目標を定める
あれま、あれまと1月が過ぎてしまいました。
さて、1月に子どもクラスで話した事を少々。
新年には目標を立てます。
これは昔から誰しも聞いた事があるのではないでしょうか?
人によっては実践してきた事でしょう。
では、なぜ目標を立てるのでしょうか?
稽古の時こんな事をやってみました。
私は1人の子を近くに呼び、
「はい、では出発してください」
と、その子に言いました。
「?」とその子には疑問符が浮かびます。
「さぁ、はい!出発して」
とさらにいうと、
「いや、どこにですか?」
と返事が返ってきました。
「そうだね、分からないよな。どこへ行くか。」
「協力ありがとう」とその子をみんなの列に戻しました。
目標とは、行き先です。
行き先を決めなければ人は動けません。
しかし、行き先が定まれば、次のことができます。
それは、道のりを決める事。
つまり目標へのプロセスを考えるということですね。
自分が何をしたら、目標に辿り着けるか。
目標を定めると自分がやった方がよいことがわかります。
子どもの中に、「オレンジ帯になりたい」と言っていた子に具体的にどんな事をしたらいいと思う?と尋ねると、
姿勢に気をつける
先生の話をよく聞くようにする
と言っていました。
素晴らしい事ですね。
稽古中に絶対な必要な事であり、レベルの高い動きのできる子たちは必ず実践している事です。
さて、ここで注意点です。
目標を立てる時ありがちなのは、
目標が過大であること。です。
過大であると、途中で疲れてしまいます。
例えば、歩いて全国一周した人がいたとして、その人はずっと全国一周する事を日々の目標にはしていませんよね?
毎日、「ああ、今日も全国一周出来なかった」なんて思っていたらたまりません。
最終目標が「全国一周」であり、日々の目標はさらに細かな区切りがあります。
そして、その区切りも日々の環境、状況に合わせて変化します。
今日はここまで歩いて向かおう。
よし、ここまでこれたぞ。
明日はどうしようかな。
と、その繰り返しです。
この延長に大きな目標の達成が待っているのです。
当然、時には日々の目標へ辿り着けないこともあるでしょう。
日々目標を達成できない時に、それをダメとしないこともポイントですね。
「ああ、今日はここまでか」
となりますが、それはひょっとしたらその時点での自分の日々の目標とするには無理があるのかもしれません。
何日か連続して目標とするところへたどりつかないなら、目標設定を変えたらいいのです。
毎日たどり着けない事を繰り返すより、毎日たどり着ける事を目標に、継続することの方がよほど良いでしょう。
毎日が大変なら3日に一回、1週に1回、とそれでも継続することです。
こうやって聞くと、そんな人はいないと思うかもしれませんが、案外目標の立て方として比較的多いパターンだと私は思っています。
私も含め、誰しもそんな失敗は経験しているものだと思っています。
さて、話をまとめますと、
今年のはじめ、子どもクラスでは
目標は行き先。
だからこそ目標(行き先)を持って生活をして欲しいということ。
そして、行き先が決まればやるべきがわかる。
上手く行かずとも、それは良い経験。
失敗をすれば良い。間違えて良い。
ただし、わずかずつでも続けること。
ということを、お伝えしました。
さて、今年も1年、日々の稽古を、あーでもない、こーでもないといいつつ、楽しんでいきたいと思います。
補足
大きな目標、小さな目標と書いていますが、それは大目標へのプロセス(過程・要素)となり得るものを小さな目標としています。
誰の目標は大きい、誰の目標が小さいなんて事は考えていません。
私はその人にとっての目標にわざわざ他人と比べる大きさなんて決めるのは、無粋だと思っていますので。

さて、1月に子どもクラスで話した事を少々。
新年には目標を立てます。
これは昔から誰しも聞いた事があるのではないでしょうか?
人によっては実践してきた事でしょう。
では、なぜ目標を立てるのでしょうか?
稽古の時こんな事をやってみました。
私は1人の子を近くに呼び、
「はい、では出発してください」
と、その子に言いました。
「?」とその子には疑問符が浮かびます。
「さぁ、はい!出発して」
とさらにいうと、
「いや、どこにですか?」
と返事が返ってきました。
「そうだね、分からないよな。どこへ行くか。」
「協力ありがとう」とその子をみんなの列に戻しました。
目標とは、行き先です。
行き先を決めなければ人は動けません。
しかし、行き先が定まれば、次のことができます。
それは、道のりを決める事。
つまり目標へのプロセスを考えるということですね。
自分が何をしたら、目標に辿り着けるか。
目標を定めると自分がやった方がよいことがわかります。
子どもの中に、「オレンジ帯になりたい」と言っていた子に具体的にどんな事をしたらいいと思う?と尋ねると、
姿勢に気をつける
先生の話をよく聞くようにする
と言っていました。
素晴らしい事ですね。
稽古中に絶対な必要な事であり、レベルの高い動きのできる子たちは必ず実践している事です。
さて、ここで注意点です。
目標を立てる時ありがちなのは、
目標が過大であること。です。
過大であると、途中で疲れてしまいます。
例えば、歩いて全国一周した人がいたとして、その人はずっと全国一周する事を日々の目標にはしていませんよね?
毎日、「ああ、今日も全国一周出来なかった」なんて思っていたらたまりません。
最終目標が「全国一周」であり、日々の目標はさらに細かな区切りがあります。
そして、その区切りも日々の環境、状況に合わせて変化します。
今日はここまで歩いて向かおう。
よし、ここまでこれたぞ。
明日はどうしようかな。
と、その繰り返しです。
この延長に大きな目標の達成が待っているのです。
当然、時には日々の目標へ辿り着けないこともあるでしょう。
日々目標を達成できない時に、それをダメとしないこともポイントですね。
「ああ、今日はここまでか」
となりますが、それはひょっとしたらその時点での自分の日々の目標とするには無理があるのかもしれません。
何日か連続して目標とするところへたどりつかないなら、目標設定を変えたらいいのです。
毎日たどり着けない事を繰り返すより、毎日たどり着ける事を目標に、継続することの方がよほど良いでしょう。
毎日が大変なら3日に一回、1週に1回、とそれでも継続することです。
こうやって聞くと、そんな人はいないと思うかもしれませんが、案外目標の立て方として比較的多いパターンだと私は思っています。
私も含め、誰しもそんな失敗は経験しているものだと思っています。
さて、話をまとめますと、
今年のはじめ、子どもクラスでは
目標は行き先。
だからこそ目標(行き先)を持って生活をして欲しいということ。
そして、行き先が決まればやるべきがわかる。
上手く行かずとも、それは良い経験。
失敗をすれば良い。間違えて良い。
ただし、わずかずつでも続けること。
ということを、お伝えしました。
さて、今年も1年、日々の稽古を、あーでもない、こーでもないといいつつ、楽しんでいきたいと思います。
補足
大きな目標、小さな目標と書いていますが、それは大目標へのプロセス(過程・要素)となり得るものを小さな目標としています。
誰の目標は大きい、誰の目標が小さいなんて事は考えていません。
私はその人にとっての目標にわざわざ他人と比べる大きさなんて決めるのは、無粋だと思っていますので。

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