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2021年04月19日

選択肢は3つ

新学期、新年度が始まりましたね。

私たちの生活において、この季節は自分のこと、周囲のことにおいても変化の多い時期です。

そんな中では、新たな事への挑戦や試みが必ずと言っていいほど必要になります。

先日、私が担当する合気道の稽古の時、小学校高学年〜高校生がいる各クラスで、何かをする時の選択肢について話しをしました。

何かに取り組む時のはじめの選択は3つ。

①やる
②やらない
③決めない

やる、やらないは良くある選択ですが、案外抜けているのは「決めない」という選択です。

「決めないことを決める」という事は意識すべき事です。

幼い時から無意識下で「決めない」を選択し続けると、それが癖になります。

何か選択をせまられたときに、出来る事ならやるかやらないどちらかをきちんと決めて伝えること。

どうしても決められ無い難しい選択なのかを考えてから、「決めない」という選択をすることが大切です。

決めないとおそらく、「決めてもらう」ということになりますね。決めてもらうとその選択は自分の期待とは違うかもしれません。
でも、それも含めて自分の選択が生んだ結果です。

人は誰しも毎日多くの選択をして生活をし、その結果が必ず自分に返ってきます。

だから、やる、やらない、決めない。どれを選択するにしても自己の意志は大切にすべきです。


やらない選択は相手を傷つけるかもしれないと考える方もいるかもしれませんが、意志を偽って相手に妙な期待感を持たせるのは、お互いにとってその後のマイナスになることもあります。

やらない意志を示す事もまた、大切な場面が多くあります。


もちろん、積極的にやる選択を取って欲しいものです。

何かをするという事はとてもハードルが高いと感じるかもしれませんが、よくよく考えたら、日常は常に「やる」選択をした結果で構成されていきます。

やらない、決めないと決めたらそれを実行しているのです。

普段から、どうも決められない、意志決定が苦手という場合は、小さなことから、こうしよう!と自分に言い聞かせてから取り組むだけで変化があるかもしれません。

さぁ、起きよう。
顔を洗おう。
ご飯を食べよう。
出かけよう。

朝だけでもこれだけあります。
いちいちやっていたら大変ですが、こういう中で特に苦手と感じることを意志を持って実行していくと効果は高いのではないでしょうか?


こんな事は普段考えませんね。笑
でも、こういう日常の見えないものが人を作ります。

坂村真民さんは、「見えないところで自己をつくってゆくものたちのすばらしさよ」と詩の一説に記しています。

選択はまさに自己を作る糧になるものだからこそ、大切にしていく必要がありますね。

選択肢は3つ





Posted by 合気道 凛心館道場(心身統一合氣道会)  at 08:30 │Comments(0)

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